関門時間旅行

「平家物語」ゆかりの地をめぐる”関門時間旅行”に来ませんか?

謹賀新年!2019〜 関門研 隊長富田です!

「壇ノ浦」の名を知ってはいても、それが関門海峡だと知らぬ人が全国的には多いことでしょう。
知ってる人も「壇ノ浦って下関だよね〜」では不十分です。だって、源平合戦最後の決戦は海で行われたんですから! 行政区の地名的には確かに壇ノ浦は下関市かもしれませんが、「関門の魅力」も「平家物語(もしくは源平合戦)ゆかりの地めぐり」も、下関だけ行けばいいのではありません。下関と門司、本州と九州とを行ったり来たり、海峡を越えながら楽しむのが「平家物語ゆかりの地」めぐりの醍醐味です。

ということで、今度2月に琵琶朗読劇『波の下の都』を上演するのに合わせて、関門時間旅行プロジェクトでは翌24日曜日にガイドツアーを実施予定。まだツアー内容を固めていませんが、予告を含めて「関門の平家物語ゆかりの地」を少しご紹介します。

関門地区の平家物語ゆかりの地

柳の御所と柳ヶ浦があった門司・大里地区

お能では「清経」の舞台として知られる柳ヶ浦は、北九州市門司説と大分県宇佐市説とがありますが、関門時間旅行的にはもちろん門司です(宇佐の方、ごめんなさ〜い)。
門司駅があるあたりは古くから「大里」と呼ばれ、元々は安徳天皇の仮の御所があったため「内裏」から転じたといわれています。不老町の「不老」も安徳帝の風呂の水を汲んだからだとか。

源義経の禊ぎの地、開戦の矢文を放った高台にできた 大歳神社

下関の駅前にある大歳神社は、義経が禊ぎをし開戦の矢文を放った地と伝わります。
現在下関駅があるあたりは、明治期までは平家が最後の砦とした彦島との間にある関門海峡のポケットのような入江の海でした。平家の軍港的にたくさんの船がいたのかもしれません。

平家最後の砦「彦島」に平知盛が建てた平清盛の墓碑

本州最西端の下関の先にある島「彦島」。ここは平家物語ゆかりの話がたくさん伝わる地です。
中でも注目なのが、平家反映の祖・平清盛の塚。清盛塚は全国にいくつか存在しますが、平家の大将である平知盛が築き、最後まで祈っていた塚であろうことに大きな意味があります。

海峡に沿った数々の古い神社

源平合戦当時、和布刈神社、甲宗八幡宮、亀山八幡宮、日本西門鎮守八幡宮は、既にそれぞれ古い神社としてそこにあったはずです。すべて武勇伝説の神功皇后や、その子応神天皇(八幡神)を祀る武運の神社であり、平家の武将や安徳帝、二位の尼や平徳子もきっとお参りしているに違いありません。また、下関側の関門橋の下にある立石稲荷大明神は平知盛が源平合戦に臨み伏見稲荷を勧進したと伝わります。

安徳天皇を祀る旧阿弥陀寺・赤間神宮

赤間神宮は、元々は安徳帝を祀った阿弥陀寺というお寺が明治の神仏分離政策で神社になったもの。本殿参拝はもちろんですが、他にも、安徳天皇御陵、七盛塚、耳なし芳一木像、宝物殿などがあります。昭和32年に作られた水天門は、今回の物語の原作である平家物語灌頂巻に出てくる竜宮城をイメージしたものです。今や下関のシンボルの一つといえる建造物となっています。
また同じ敷地内に、源平合戦の時に既にあった日本西門鎮守八幡宮もあり、大連神社への参道途中には平家落人が漁をしたのが祖と伝わる壇ノ浦漁師の最後の木造船も置かれていて、合戦の手漕ぎ船を彷彿とさせます。

平知盛の墓がある 甲宗八幡神社

門司の氏神様甲宗八幡神社には平知盛の墓が伝えられています。元々は神社裏の山中にあったそうですが、水害で流されてきた際に境内に改めて安置しお祀りしているとのこと。

平家最後の晩餐の 和布刈神社

壇ノ浦の戦いの前夜、彦島から出でて早鞆ノ瀬戸で源氏軍を迎え撃つ作戦に出た平知盛と平家一門は、和布刈神社境内で酒宴を催したといわれています。

関門海峡の激しい潮流の絶景地 観潮テラス

関門海峡の潮見をするならここが絶好の観察ポイントです。早い潮流だけでなく、急激に狭くなるため渦を巻く潮やあばれる潮など早鞆ノ瀬戸の複雑な潮の動きがよく見えます。また対岸の火の山下の潮流計がよく見え東・西何ノットの潮が今後↑上がるか↓下がるか一目瞭然です。

壇ノ浦を見渡す みもすそ川公園

そして何といっても「壇ノ浦」にあるみもすそ川公園。能や歌舞伎の役を意識して碇(いかり)を背負った平知盛と八艘飛びで逃げるイメージの源義経の銅像が設置されています。
このあたり「みもすそ川」の地名は、孫である安徳帝を抱いて入水する前に二位の尼が詠んだ辞世の句「いまぞ知る みもすそ川の 御流れ 波の下にも 都ありとは」に由来していますが、みもすそ川とは伊勢神宮のそばを流れる五十鈴川の別名だそうで、「まず東に向いて伊勢神宮にご挨拶を」というのに呼応しています。彼らが元々伊勢を拠点とした伊勢平氏だったことに由来があるのでしょうか。


上記にご紹介した場所を、2018年10月に能楽の名門宝生流の宝生宗家をゲストにお迎えしてめぐったテストツアーの様子が以下の『関門時間旅行Deeper!!シーズン2 ツアー篇』前・後編 で見ることができます。よかったらチェックしてみてください。

そしてもちろん、2月23日(土)の琵琶朗読劇 平家物語抄録【波の下の都】のご観覧〜翌日のガイドツアーのご参加をお待ちしております。

About The Author

関門プロデュース研究隊隊長富田 剛史
関門エリアの魅力に惹かれ、しかしそのA級コンテンツが地元以外にあまりに知られていないのを何とかしたいと「関門プロデュース研究隊」を旗揚げした。日々、一風変わった仲間が増殖中。あなたもいかがです?

メディアプロデューサー
メディア化 支援アドバイザー
トミタプロデュース 代表取締役

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