説明
安徳天皇を祀る赤間神宮の龍宮殿で上演する、平家物語抄録「波の下の都」です。
龍宮城を模した「水天門」や「龍宮殿」と名付けられた会館の意味が、本作で改めて感じられるはずです。
本作は、平家物語の最終巻「灌頂巻(かんじょうのまき)」をベースにして制作したオリジナル作品。
筋としては「平家物語」を踏襲しながら、すべて平徳子(安徳帝の母:後に建礼門院)の女性目線で、平家都落ち~壇ノ浦の戦い~京都大原に行った徳子の想いを綴りなおし、琵琶の謡いという横糸と織りなします。
軍記物の傑作と言われる「平家物語」は、実は日本史史上最大の悲劇の物語であり、永遠に続く悲しみを描いた不朽の作品であることをお感じいただければ幸いです。
語り:江原千花(女優・ダンサー・モデル)
琵琶と謡い:髙木青鳳(筑前琵琶演奏家)
背景解説:富田剛史(関門時間旅行・主宰)
原作:平家物語「灌頂巻」
作中引用詩:工藤直子作「ともだちは海のにおい(理論社刊)」より
「海の はじまり」「おわりのない海」
作・演出:富田剛史|トミタプロデュース(株)
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