提供:北九州市・下関市(関門地域行政連絡会議)

「神宿る舞台」と呼びたくなる伝統神事

関門エリアには、長い歴史を持つ神社がたくさんあります。
神社といえばみんなが楽しみにしているのが「お祭り」。なんとなく、現代人はイベント的に捉えていたりしますが、その本質はもちろん神に捧ぐ「神事」です。

お祭でお神輿(みこし)を担いだり山車(だし)を引いたりする神社も多いですが、関門エリアの神社では「古式ゆかしい神官などによる神事」がお祭の中心というものがたくさん見られます。

神主や保存会による神に捧ぐ「舞い」「踊り」、またはまるで舞うような動きの神官の「清め」「祓(はら)い」「祈り」「祀(まつ)り」・・・。それは、日本の芸能のルーツといってもいいでしょう。日本では「芸能」は、個人の表現活動ではなく、神に捧ぐ祈りが原点にあります。

さらに、関門海峡が平家滅亡の海であり、安徳天皇が入水された場であることは、このエリア全体にとって永遠に忘れることができない出来事です。関門海峡は今も昔もこれからも、祈りの海なのです。

今回は、そんな「神宿る舞台」とでもいいたくなる、見ごたえのある関門の伝統神事を特集します。
調べてみると、本当に年中そんな神事があります。平家物語ゆかりのものも、そうでないものもあります。同じものでも、これをホールの舞台で観たのではぜんぜん感動が違う・・・というものがたくさん。ごゆっくりお楽しみください。


次回は、ツアー篇で組み込む予定の「平家物語のゆかりの地」について調べてみます。 次回もお見逃し無く!

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