関門時間旅行では、平家物語の最終巻「灌頂の巻」を原作に、平徳子の目線からの琵琶朗読劇に仕立てた舞台「波の下の都」を繰り返し上演しています。

琵琶朗読劇 平家物語抄録『波の下の都』

※会場視聴はもれなく御朱印を授与※オンラインは2週間の見逃し配信付 ご予約はこちら 山口県、福岡県、および広島では、前売券販売窓口もございます。窓口で購入ご希望の方…

「平家物語」って難しいんじゃないの・・・と先入観をお持ちの方、いえいえこの源平の戦いが無かったら、お能も歌舞伎も成り立たないほど元ネタになっているお話です。面白くないはずがありません。

なぜそんなにドラマチックなのか? ふと私は、「ベルサイユのばら」に似てるのかもなぁと思いました。

平家物語とベルばら…美しき貴族の儚く切ない終焉の物語

漫画やアニメ、宝塚の舞台でも一世風靡した「ベルサイユのばら」はフランス革命の時代の話です。もちろん国も時代も何もかも違うわけですが、「貴族の時代」の終わりという点では、共通点があるような気がします。

平家と源氏、源平合戦は双方とも武士の戦いのようですが、平家は天皇の護衛団ですから貴族の一員です。オスカルの近衛軍みたいな。

一方で、源氏も元々の出は貴族ですが、鎌倉殿に従えば郷士の土地を本領安堵したわけで、すっかり郷士の大将。一般市民軍のような立場です。

この、美しく気高い貴族の世界が、新勢力によって儚くも切なく散っていく感じが、後の戦国時代の武将同士の戦いとはだいぶ違っていると思いませんか?

そこには、男たちばかりじゃなく、姫君や女官、幼帝まで巻き込まれ、栄華の頂点から地獄絵巻までの運命の渦にほんろうされる・・・そのあたりが、まさに「ベルばら」とよく似ているドラマのベースになっています。

平家軍の大将 平知盛(とももり)は、実は女性だった・・・という設定にしたら、案外おもしろいかもしれません。あちこちからひどく怒られそうですが。

とはいえ、実際平家物語の知盛は、女性のような優しい心の持ち主として描かれています。壇ノ浦の2つ前の合戦「一ノ谷の戦い」で敵から逃げ、いざ船に乗ろうという時に最愛の息子を失います。大将である父を生かすために、勇敢な16歳の若武者 平知章(ともあきら)が犠牲になるのです。

その様子を見ながら船を出した父 知盛の気持ちを思えばたまりませんね〜。この場面は、様々な芝居で人気の「知章最期」の章です。

長くなったのでこのあたりでやめますが、「平家物語」のドラマチックなポイントは『美しき公達(きんだち)たちの運命の儚さ』にあって、戦国武将の男の駆け引きとぶつかり合いの世界とは少々違うということ。だからこんなに女性に人気があるんですね〜。

■■平家物語抄録「波の下の都」■■ 

関門時間旅行では、平家物語の面白さの入口にうってつけな舞台、琵琶朗読劇 平家物語抄録『波の下の都』を不定期上演しております。

建礼門院 平徳子 の数奇な人生を語るのは、下関在住の女優 江原千花さん
琵琶と謡いで、800年前にタイムトリップさせるのは、筑前琵琶の髙木青鳳さん

できれば現地で見ていただきたいですが、オンラインでLIVE中継もしますので全国からアクセスOK。
見逃し配信付です!

琵琶朗読劇 平家物語抄録『波の下の都』

※会場視聴はもれなく御朱印を授与※オンラインは2週間の見逃し配信付 ご予約はこちら 山口県、福岡県、および広島では、前売券販売窓口もございます。窓口で購入ご希望の方…

機会があえば、ぜひご覧ください。

関門時間旅行ガイド01「平家物語と波の下の都をめぐる旅」と一緒に楽しんでいただければよりディープな関門時間旅行ができることでしょう。

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